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ロハスと音楽

音楽で癒される

 近年のモーツァルト生誕250周年を契機にモーツァルトを聞くと「アルファ波がよく出る」とか、「病気にならない」、「癒される」とかいう話題を良く耳にしました。

 胎教に音楽が良いと言われて流行したのは30年前くらいでしょうか。

 また、音楽を聞かせたハウス栽培の植物が良く育って収穫が増えたり、牛舎の乳牛にモーツァルトを聞かせると乳が良く出るようになったりという話題を良く耳にするようになったのも近年のことではないかと思います。

 今、この文章を書きながらも私自身はカラヤン指揮のベルリンフィル「アダージョ・カラヤン・ベスト」を聴いています。

 このCDの中での私のお気に入りは「亡き女王のためのパヴァーヌ」です。
  題名だけを聞くと葬送曲なんですが、何だかホッとします。

 ちょっと話題がそれましたが、最近は「音楽療法」という言葉も聞くようになりました。
  癒しには色々ありますが、中でも「癒し」と「音楽」とは切っても切れない関係だとも言えるかと思います。

 2004年のデータでは、日本で1年に31万人を超える方々がガンで亡くなられています。
  特に、呼吸器系の肺ガン、消化器系の胃ガンが増えているのが現状です。
  アトピー、花粉症などの患者さんは、予備軍も含めると約2500万人−3000万人が日本にいるといわれています。
  日本の絵入口の約4分の1が、こうしたアレルギー体質になってい
るわけです。
  SARSやインフルエンザ、ノロウイルスなどの感染症も猛威をふるっています。

 先頃、冬も近づいた11月、友人の幼稚園児がノロウィルスに感染しました。
  大人だとちょっと下痢気味かな、というような一日で回復するような何でもないような症状でも、子供だと夜中に布団の上で嘔吐と下痢を繰り返し、大変な目にあったとぼやいていました。

 これらはすべて免疫と関係した病気であり、体の免疫システムの異常や免疫力の低下によって引き起こされます。
  もう1つ、免疫系の病気で増えているのは自己免疫病です。
  炎症を起こしたりする慢性甲状腺炎などの自己免疫疾患が増えています。
  また、糖尿病にはT型とU型がありますが、このうちT型糖尿病といわれるものが免疫系疾患にあたります。
  インシュリンを出す膵臓のβ細胞が自己免疫抗体の攻撃を受けて破壊されるため、インシュリンが分泌できなくなり、血糖値が上がって糖尿病になるものです。
  全体に占める割合としては少ないのですが、こういう患者さんも増えています。
 
  もう1つ、免疫不全症というものがあります。
  その中には、生まれながらにして骨髄や胸腺に疾患があってリンパ球や白血球ができにくい人、あるいは、VXウイルス感染によってエイズになり、免疫力が落ちて感染症にかかってしまう人などがいます。

 このように、免疫系の病気と一口にいってもその種類はさまざまで、しかも患者数は確実に増えています。
  私たちの体の免疫力というものをいつも意識して正常に保っておくことが、現代ではいかに大事かがわかります。

 あまり難しい話をしていても面白くもないでしょうが、人には誰にも好きな音楽なり、歌の一つもあるかと思います。

 ジャンルは問わず、好きな音楽を聞くとリラックスしたり、やる気が出る、という体験は誰にもあることと思います。
  ちょっと年配の方ですと演歌だったり、民謡だったりするかもしれません。

 私などは逆にストレスを感じる音楽ですが、若い世代であればラップという人もいるかと思います。

 クラシックで調子が良くなる人もいれば、ヘビーメタルで絶好調という人もいるでしょう。

 一般的には脳はリラックス状態になるとα波を出していると言われます。

 α波は眠りにつく直前にも出ますが、音楽にただ耳を傾けただけで右脳を活性化しα波を出しやすくする効果があると言います。

 そんな効果を免疫学の角度から研究し、音楽療法として確立された先生がいらっしゃいます。

音楽療法で免疫力がこれだけ高まる

 埼玉医科大学短期大学教授で日本における免疫音楽医療研究の第一人者である和合治久氏によれば、音楽、殊に「モーツァルトを聞くと免疫力が高まり、病気にならない」と言われています。

 音楽療法は聴覚情報を活用したテラピーであり、和合先生は100%音楽のみを体に浴びる療法によって、さまざまな人間の病気を予防あるいは治療する音楽療法の研究に取り組まれています。

 氏の著書である「モーツァルトを聴けば病気にならない!」からちょっと引用したいと思います・

<以下、引用>
  聴覚情報としての音の特性の中にはいろいろなものがありますが、メロディ、リズム、ピッチ、音色、あるいは周波数があります。
  また、更に周波数には川のせせらぎのような「ゆらぎ」、周波数と周波数がぶつかってもっと効果的な周波数を生み出す「倍音効果」といったものがあります。
  その中でも、エクササイズなどの音楽以外のものを使わず、音楽に聴き入るだけの音楽療法でで効果があると言います。
 
  実際に、ほかの刺激を控えてモーツアルトの効果的な音楽に聴き入ることで、脳幹部の副交感神経が非常に効果的に、しかも即効力をもって刺激され、エネルギーが得られます。
  その結果、副交感神経の末端から神経伝達物質のアセチルコリンが多く分泌され、アセチルコリンに反応するリンパ球が活性化したり、その数が増えてくることが、データでも明らかになっています。
  その中でも一番注目すべきはNK(ナチエテル・キラー)細胞の機能が高まることで、これはガン細胞を攻撃するカをもっていますから、テラピーの1つとし
て大いに活用できるのではないかと考えています。

 また、被験者に30分間モーツァルトの音楽に聴き入ってもらい、聴く前と聴いた後でリンパ球の活性化の程度がどのくらい変化するかを調べたデータもあります。
  そのデータでは、リンパ球から分泌される物質の中でも特にインターフェロン.γの産生が高まることがわかっています0この物質には免細胞のマクロファージやNX細胞を活性イヒする力もあり、当鎗免疫力は上がります。
  ここではリンパ球そのものによる攻撃力が上がっているわけですから、専門的は「細胞性免疫力が高まった」という表現になります。
  細胞そのもののパワーが強くなったわけです。
  このように、ある音の特性に注軋た音楽療法は、非常に即効力をもって人間の免疫力活性化に役立っということがわかってきています。
  なかでもモーツァルトの音楽には、そういうファクターがたくさんあるのです。
<引用終わり>

 人間の身体は実に正直だと思いますね。
  音楽は人間の脳や心に大きな影響を及ぼすとともに、元気や癒しを与えてくれます。

 森林浴なども身体に良いと言われて久しいですが、森や林と共に生活してきた日本人はフィトンチップの効果もあるでしょうが、神社の境内などで風の音、川のせせらぎ、小鳥のさえずり、虫の鳴き声など自然の中で聞こえる音を聴いて癒されてきたと言えます。

 最近ではモーツァルトだけでなく、波の音や、胎児の鼓動などのCDをはじめ、
様々な癒しの音楽が販売されています。

 お気に入りのCDを見つけてはコレクションに加えていくというのも一種のストレスの解消にもなり、楽しみが一つ増えるのではないでしょうか。






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